【バブログ】~鬱になるほどソシャゲプランナーやっちゃうオヤジんの日常~

ソーシャルゲーム運用歴7年以上のオヤジが語るソーシャルゲーム運用のアレコレ

仕事で通算2.5回鬱になったけど今は楽しいという話

自分は社会人になってから、
2.5回ほど鬱になったことがあります。


タイミング的には、
1回目:新卒で入った会社の5年目
2回目:今のソシャゲ会社の2年目
2.5回目:今のソシャゲ会社の5年目


一応経緯をそれぞれお話します。


1回目:新卒で入った会社の5年目


業種はソシャゲとはまったく関係なく、
いわゆるSI屋で、顧客の課題をシステムで解決する仕事です。


そこでは営業をしておりました。


そこではターゲット顧客が金融機関の商品を扱う部門で、
パイが狭く、新卒が狭いパイの中を新しい切り口を開拓するというミッションになっていました。


その仕事は

歴戦の手練でも難易度の高い部分だと思いますが、
そこに新卒が知見もないまま挑戦するという状態でした。
(むしろ上の人達はおこぼれを引き継いでやってきた人ばかりで何も言えなかったんでしょうね)

 

ほぼ、先輩も上司もまともなアドバイスなく見て見ぬ振りレベルの状態で、
飲み会のときには芸を強要するような状態でした。

 

新卒時代では、そんな状態を俯瞰して考えられる頭もなく、
結果もでず、チームリーダーからの罵声(自分の家族批判までするクソヤロウでした)、暴力のオンパレードで、
今文章を書いていてもこれで鬱にならんやつはいないだろうという状況でした。


もっと細かくかけそうですが、本題とずれるのでここまで。

 

そのまま5年間の蓄積、トントン拍子て鬱になりまして退職しました。


そのころからソシャゲが流行ってる時代で、
心の逃げ道を探すようにパズドラとかGREE、モバゲーなどに手を出し始めた時代ですね。


治療を経て、別の会社を1年ほど続けましたが、
小さい会社で内部的なイザコザもあり、やりがいもないまま、
趣味の筋トレやソシャゲに没頭しながらなんとなく仕事していました。


そこから今のソシャゲ会社に入ったのは、
ゲーム関連の子会社もってる友人がきっかけにはなったのですが、
未経験からの熱量採用でなんとか今のソシャゲ会社に業務委託で入りました。

 

 

 

 


2回目:今のソシャゲ会社の2年目

 

 

最初の一年は希望に満ちながら、
仕事を覚える、どんどん提案する、実行する
という今までとはぜんぜん違う達成感ばかりの毎日でした。

 

当時は効率化が進んでおらず、
毎日が終電か終電超えるレベルでの仕事でしたが、
こなせてるうちは全然くじゃなかったです。

 

その状態から最初に携わったプロジェクトが落ち着いたことに、
次の激務そうなプロジェクトに自ら突っ込んでいきました。

 

落ち着いていた時期から一転して、
また激務な毎日が待っていました。

 

運用タスクだけでも終電レベルだったのに、
開発案件まで持つようになって、
完全にキャパオーバーでしたが、
どうしても新機能を楽しんでほしくて気力を振り絞っていました。

 

(今では本当に考えられないですが、
自分で設計してデータ作って自分でデバッグしてリリースみたいなサイクルでした)
(リリース30分前までテストしててバグでてそれの尻拭いもしてという散々なサイクル)

 

商材バトル部分の設計も基本兼ねてたので、
そんな切羽つまった状態でもよく今も続くゲーム作れてるなと、
改めて今自分でも少し関心しました笑


まあそんな時期に、
大型の開発案件を次々と積まれたあたりから、
気力がからっぽになり会社へ行くのが億劫になり家から出られない状態にまでなりました。


1回目とはまた別の角度から体が拒否反応を示してました。

 

1回目とは違って仕事のやりがいや楽しさみたいなものはあったので、
1ヶ月療養してタスク山積みじゃないような状態から復帰をすることができました。

いざ抜けてみたけど、その任されそうになった大型開発は当時のディレクター的なポジションの人がそのまま巻取り、
他の運用タスクも回してもらえたようなので、回そうと思えば回せるものではあったようです。
(ただしディレクターの頭を使ってしまったら、先のことを考えられないのでリスクはもちろんあります、ご迷惑をおかけしました)


よく激務のプロジェクトに戻れたなーとは思っていますが、
もちろん最初は定時帰りを強要されました。


そのあたりから採用や人員増強の活動も進み、
ひとりあたりの適切な負荷を考える形が進んだのかもしれません。


激務の中で効率化にリソース避ける人がいて、
プロジェクトのマネジメントちゃんとデキる人がいればもっとよかったかもです。


戻れた理由については、
・その仕事にやりがいがあった
・得意分野であった
・自分の意見が反映されて影響力があった
・故に存在意義、承認欲求も満たされていた

 

ってところじゃないかなと思います。

 

承認欲求ってどこにでても強いですね。
鬱も乗り越えられます。


現状は、残業はまちまちというところで、
効率よく仕事をしてパフォーマンスを上げる施策も積極的に取り組んでいるので、
業務量において、同じ過ちは起きないだろうなとは思っています。

 

 

 

 


2.5回目:今のソシャゲ会社の5年目

 

 

 

そしてこの0.5カウントされている謎について。

こちらは結論、鬱状態になりかけたけど、
アラートを自分で出して回避できたのでこういうカウントにさせてもらいました。


プロジェクトも長くなり、
自分が指針を出す側に回っていきました。

 

その中で、
エンドコンテンツの心臓である、
「バランス調整」
という部分をほぼ一任されている状態でした。

この部分って運用が続くと複雑化しがちであり、
故に誰かに判断をさせることが難しくなってきます。

 

要は、
誰にも相談できない自分で結論を100%出さなきゃいけないタスク
と自分の中で考えていました。


自分の意見を100%だせる状態ではあるものの、
壊していけないというプレッシャーの方が強くなり、
バランス調整とか売り物のロードマップどうなってるの?
という問いに対して、
自分の心が抱えきれるプレッシャー量をどんどん超えていった感覚がありました。

 

正直、2回目の鬱のときとはまた少し違う経緯ですが、
これは鬱におちいる序章だと気が付きました。


そこからは、
まず人事に相談するといいうアクションをとりました。

そうしたら、
その相談毎を裏でプロデューサーやディレクターにまわしていただきました。


まぁそこで自分が潰れた場合、
その分野をみる跡継ぎみたいな人がいないので、
状況を理解してもらいつつ、
「みんなで決めていこう」という結論を出してもらえました。

 

そうなっった途端、
一気に肩の荷が降りた感じがしました。


もちろんメインで追うのは自分ですが、
その分野に関して積極的に意見をしてくれるメンバーが増えて、
自分だけではなくみんなで考える時間を大幅に増やしてもらいました。


そしてその結果、
重要な部分をリーダーメンバーで考えられるチームができあがり、
業績は広告ほぼなしでも昨年を超えるような状態になりました。

 

めちゃくちゃいい仲間に恵まれました。

 

今のチームメンバーには非常に感謝しています。

 

そろそろまとめに入りますが、
自分自身が責任感が強い方で、
自分自身でいろいろ抱え込んでしまうタイプの人間でした。


鬱な気持ちになりがちな人は、
・頼れる人がいないか一度冷静になってまわりをみてみましょう
・思い切って逃げるという選択肢を考えてみましょう
・友人ではなく、信頼できる仲間を作りましょう

 

最後に偉そうなこと書きますが、

人は欲求を満たすために生きていると思います!

生きる意味仕事をする意味なんてどうでもいいです!

マズローが言ってる
「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」

人間は欲求を満たしてなんぼ!!
一人で満たすよりもいろんな人で満たせば最高な欲求で溢れています!
いろいろ満たして気持ちよくなりましょう!!
欲求を満たして人生を楽しみましょう!!